情熱

2008年5月15日
大学が少しずつやる気と課題を出してきた。
 
中学生の頃、現代どころか西洋近代初期の科学すら理解していない状態でレポートを毎週書いていたことを思い出せば、そしてついこないだ、あの入学試験を勝ち抜いてきたことを思い出せば、そんなものはどうにでもなるはずなのに、やる気がおきない。いや、やる気が空回りしているといった方が正確か。
勉強したいことはいくらでもある。だけど、どっから切り込んでいけばいいのか分からない。
 
 
とりあえず、目の前にあるレポートをやっつけないことには始まらないが、このままではまずい気がする。
 
ただぼんやりと目の前の課題をやっつけ、適当に勉強して、大学を卒業し、特に深く考えもせず勤務して。
 
それが決して悪い人生だとは言わない。寧ろ、収入とかステタースとか、俗っぽいけど結構力のある目盛りで測れば良い人生になってしまうのかもしれない。
 
けど、そこに「情熱」はひとかけらもない。自分の意思は全く存在しない。別にそういった不自由さに対して怒りや憎しみを覚えたりするわけじゃない。それはただ悲しいことだと思う。
 
自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の頭で考えること。どうすればいいのか思い描くこと。そのために勇気を持って行動すること。
学問ってのは、それを支えるものなんじゃないんかと。それを学ぶために大学に入ったんじゃないかと。
 
昔、「学問をしない人は学問をする人に追い抜かされる」と言った有名な先生がいた。
自分の見えないところで巧妙に搾取されていることに気付かないまま、損をし通してしまうことはいくらでもあり得る。そうならない為には学問をやるしかない。ただし、非常に難しいだろうが。
人の言っていること、それこそマスコミとかネットの情報を自分の頭で批判的に捉えようとせず飲み込んで、ただただ誘導されてしまうことほど、悲しくて、そして恐ろしいことはない。
 
 
 
次回はもうちょっと近い部分での目標とか考えてることとか、書こうと思います。

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