昔むかし、予備校に通っていた頃、センター試験の直前に壮行会のようなものがあって、予備校の職員が生徒の前で話をする、というイベントがあった。
勿論、そのころのことはあまり鮮明には覚えていない。
ただ、ひとり、若い職員さんがいて、いつもその人は他の人と比べても明らかに熱心な仕事ぶりだった。
いつも1000人もいる校舎で、生徒の顔をけっこうしっかり覚えている、数少ない職員さんだった。
その人が、その壮行会の場で、
「僕もかつて医学部に行きたくて、ここで勉強していました」
と言っていたときの表情は、どこか引っかかるものがあって、今でもなんとなく覚えている。
すこし前に、当時の担任とお酒を飲んでいたときにその人のことを聞いてみたら、講師採用試験を受けて、とうとう講師になったのだそうだ。
どうしても、生徒に直接のサポートをしたかったのだと聞いた。
いまもきっと、あの熱心さで、どこかの校舎で英語を教えてるんだろうなぁ。
山手線から眺める、暗くなった新宿を見ながらそんなことを思い出しました。
勿論、そのころのことはあまり鮮明には覚えていない。
ただ、ひとり、若い職員さんがいて、いつもその人は他の人と比べても明らかに熱心な仕事ぶりだった。
いつも1000人もいる校舎で、生徒の顔をけっこうしっかり覚えている、数少ない職員さんだった。
その人が、その壮行会の場で、
「僕もかつて医学部に行きたくて、ここで勉強していました」
と言っていたときの表情は、どこか引っかかるものがあって、今でもなんとなく覚えている。
すこし前に、当時の担任とお酒を飲んでいたときにその人のことを聞いてみたら、講師採用試験を受けて、とうとう講師になったのだそうだ。
どうしても、生徒に直接のサポートをしたかったのだと聞いた。
いまもきっと、あの熱心さで、どこかの校舎で英語を教えてるんだろうなぁ。
山手線から眺める、暗くなった新宿を見ながらそんなことを思い出しました。
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