高校で世界史を習った人なら一度ぐらい聞いたことがあると思うこの国。第四回十字軍の時に聖地回復という目的を逸脱してしまったってやつ。

当時イスラム教は軍事的にも文化的にも先進文明圏で、キリスト教の聖地エルサレムもイスラム勢力内に入ってしまい、安全に巡礼が出来なくなってしまった。そこで発案されたのが十字軍だが、全七回やった十字軍のうちキリスト教にとってよい効果が出たのは第一回と第三回のみで、あとは聖地奪還のついでに奪ってくる財産目的だったらしい。
第一回と第三回でほぼ巡礼の安全は確保されたので、第四回の十字軍は考えた。

「どうせならビザンツ帝国の首都に攻め入った方が儲からないか?」

そして、第四回十字軍は悪魔の囁きに従って首都コンスタンティノープルを奪い、ラテン帝国を建国した。もちろん彼らは破門された。

ところが。

そのラテン帝国は50年以上も続いた。
その50年の間に、十字軍はちゃんと二回も派遣されている。

そんなノリで作った帝国を50年以上保たせる秘訣が知りたい。

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