連休は何もやる気が起きなくて、今日も結局学校行ってゼミやってくるだけで、帰ってこたつで1時間ぐらい寝て、部屋に置いてあった小説を読むだけのひどい一日だった。
ゼミでは5人で課題図書「赤毛のアン」の第三巻について語った。
登場人物のひとり、ギルバートはアリかナシか、男女両方の視点から議論した。このゼミの女性的には「うわ、重っ」よりも「どっちかっていうとアリかな」らしい。
ギルバート。。。
それから、簡単な本のプレゼンをした。マックス・ウェーバーの話をしたらけっこう通じる人が多くて救われた。
帰り、代官山に行こうかと思ったがあまりの寒さに断念した。
病んでるというより、なんだかくすぶってる。
みんな頑張ってるし、俺も頑張らなきゃなー。みんな強いなー。
どうしたらいいんだろう。
関係ないけど、最近火曜日深夜の更新が多いね。
ゼミでは5人で課題図書「赤毛のアン」の第三巻について語った。
登場人物のひとり、ギルバートはアリかナシか、男女両方の視点から議論した。このゼミの女性的には「うわ、重っ」よりも「どっちかっていうとアリかな」らしい。
ギルバート。。。
それから、簡単な本のプレゼンをした。マックス・ウェーバーの話をしたらけっこう通じる人が多くて救われた。
帰り、代官山に行こうかと思ったがあまりの寒さに断念した。
病んでるというより、なんだかくすぶってる。
みんな頑張ってるし、俺も頑張らなきゃなー。みんな強いなー。
どうしたらいいんだろう。
関係ないけど、最近火曜日深夜の更新が多いね。
あるコンサートを聴きに行ったら、涙が止まらなくなった。
クラシックのコンサートで、である。
第一線の指揮者、プレイヤーが揃ったオケだったんだけど、日本最高峰の音楽はこういう世界だというのを見せ付けられてしまった。
みんな自由に、自分の力量を出しまくってるようにしか見えないのに、完成されていて、なんというか、もう、言葉も出なくて、涙しか出なかった。
ああいう演奏を子供の時に聴いてると人生変わったのかもな、と思うけど、あの演奏の凄さが分かるところまで来ること自体、ちょっと時間がかかった自分にはやっぱり今のようになるのが自然なのかなと気付いた。
クラシックのコンサートで、である。
第一線の指揮者、プレイヤーが揃ったオケだったんだけど、日本最高峰の音楽はこういう世界だというのを見せ付けられてしまった。
みんな自由に、自分の力量を出しまくってるようにしか見えないのに、完成されていて、なんというか、もう、言葉も出なくて、涙しか出なかった。
ああいう演奏を子供の時に聴いてると人生変わったのかもな、と思うけど、あの演奏の凄さが分かるところまで来ること自体、ちょっと時間がかかった自分にはやっぱり今のようになるのが自然なのかなと気付いた。
鬼十則というのが社内にあるらしく。
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
Initiate projects on your own instead of waiting for work to be assigned.
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
Take an active role in all your endeavors, not a passive one.
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
Search for large and complex challenges.
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
Welcome difficult assignments. Progress lies in accomplishing difficult work.
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
Once you begin a task, complete it. Never give up.
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
Lead and set an example for your fellow workers.
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
Set goals for yourself to ensure constant sense of purpose.
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
Move with confidence. It gives your work force and substance.
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
At all times, challenge yourself to think creatively and find new solutions.
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
When confrontation is necessary, don’t shy away from it.Confrontation is often necessary to achieve progress.
こういう言葉が身に染みるとすごいんだろな。
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
Initiate projects on your own instead of waiting for work to be assigned.
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
Take an active role in all your endeavors, not a passive one.
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
Search for large and complex challenges.
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
Welcome difficult assignments. Progress lies in accomplishing difficult work.
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
Once you begin a task, complete it. Never give up.
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
Lead and set an example for your fellow workers.
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
Set goals for yourself to ensure constant sense of purpose.
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
Move with confidence. It gives your work force and substance.
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
At all times, challenge yourself to think creatively and find new solutions.
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
When confrontation is necessary, don’t shy away from it.Confrontation is often necessary to achieve progress.
こういう言葉が身に染みるとすごいんだろな。
人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなくし善を行い続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。
助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。
けり返されるかもしれません。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい…。
あなたは、あなたであればいい。
(「世界平和のために何をしたらいいのか」と聞かれて)
帰って家族を大切にしてあげて下さい。
この世で最大の不幸は、戦争や貧困などではありません。
人から見放され、「自分は誰からも必要とされていない」と感じる事なのです。
銃や砲弾が世界を支配していてはいけないのです。
世界を支配していいのは、愛なのです。
100人に食べ物を与えることができなくても、
1人なら出来るでしょ?
この世界は食べ物に対する飢餓よりも、
愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。
神様は私たちに成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。
いずれにせよ、もし過ちを犯すとしたら、
愛が原因で間違った方が素敵ね。
どんな人にあっても、まずその人のなかにある、
美しいものを見るようにしています。
この人のなかで、いちばん素晴らしいものはなんだろう?
そこから始めようとしております。
そうしますと、かならず美しいところが見つかって、
そうすると私はその人を愛することができるようになって、
それが愛のはじまりとなります。
私たちは、この世で大きいことはできません。
小さなことを大きな愛をもって行うだけです。
世界で一番恐ろしい病気は、
孤独です。
もし貧しい人々が飢え死にするとしたら、
それは神がその人たちを愛していないからではなく、
あなたが、そして私が与えなかったからです。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなくし善を行い続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で誠実であり続けないさい。
助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。
けり返されるかもしれません。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい…。
あなたは、あなたであればいい。
(「世界平和のために何をしたらいいのか」と聞かれて)
帰って家族を大切にしてあげて下さい。
この世で最大の不幸は、戦争や貧困などではありません。
人から見放され、「自分は誰からも必要とされていない」と感じる事なのです。
銃や砲弾が世界を支配していてはいけないのです。
世界を支配していいのは、愛なのです。
100人に食べ物を与えることができなくても、
1人なら出来るでしょ?
この世界は食べ物に対する飢餓よりも、
愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。
神様は私たちに成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。
いずれにせよ、もし過ちを犯すとしたら、
愛が原因で間違った方が素敵ね。
どんな人にあっても、まずその人のなかにある、
美しいものを見るようにしています。
この人のなかで、いちばん素晴らしいものはなんだろう?
そこから始めようとしております。
そうしますと、かならず美しいところが見つかって、
そうすると私はその人を愛することができるようになって、
それが愛のはじまりとなります。
私たちは、この世で大きいことはできません。
小さなことを大きな愛をもって行うだけです。
世界で一番恐ろしい病気は、
孤独です。
もし貧しい人々が飢え死にするとしたら、
それは神がその人たちを愛していないからではなく、
あなたが、そして私が与えなかったからです。
電話っていいなぁ。
とりあえず、今日分かったのは、頑張るってことは生きてる人間にしか出来ないことなんだな、ってこと。
生きるってのは努力するってこと。
今更だけど、そんな気持ちを抱えながら、これから部屋の掃除をして二度寝します。
とりあえず、今日分かったのは、頑張るってことは生きてる人間にしか出来ないことなんだな、ってこと。
生きるってのは努力するってこと。
今更だけど、そんな気持ちを抱えながら、これから部屋の掃除をして二度寝します。
新学期が始まったが。
全体像と出口の見えない授業、実習、授業、実習。
何をどう役に立てたらよいのか分からないままで、内容も難しいししんどいので、なんだか疲れてしまう。
そして、教室全体の閉塞した雰囲気が地味にしんどい。
うまくいかなくてつらいね。
全体像と出口の見えない授業、実習、授業、実習。
何をどう役に立てたらよいのか分からないままで、内容も難しいししんどいので、なんだか疲れてしまう。
そして、教室全体の閉塞した雰囲気が地味にしんどい。
うまくいかなくてつらいね。
行ってきましたー。韓国に。
一瞬だけ北朝鮮にも行ってきました。
面白かった。特に、日本語も英語も通じない場所に行った時が。
詳細はもう少ししたら更新します。
一瞬だけ北朝鮮にも行ってきました。
面白かった。特に、日本語も英語も通じない場所に行った時が。
詳細はもう少ししたら更新します。
昨日はビタースイーツビュッフェというバイキングの店に行ってきました。
朝になってお腹はすいてないけど、胃が痛いです。
先週は演奏会に出て打ち上げでぐでんぐでんになったり、知り合いの知り合いの写真の個展を見に行ったら終電後の渋谷でその日初めて会った30後半のおっさんの話を聞くことになったり、後輩の演劇の手伝い(というかまだメンバーの一員ですが)をしたり、色々あった一週間でした。
週の半分はオールした。睡眠時間が不規則すぎる。
勉強も完全にストップしているので、やらないと。
色んな人と話をした一週間でした。
そんな中で、まだまだ病んでしまいます。
朝になってお腹はすいてないけど、胃が痛いです。
先週は演奏会に出て打ち上げでぐでんぐでんになったり、知り合いの知り合いの写真の個展を見に行ったら終電後の渋谷でその日初めて会った30後半のおっさんの話を聞くことになったり、後輩の演劇の手伝い(というかまだメンバーの一員ですが)をしたり、色々あった一週間でした。
週の半分はオールした。睡眠時間が不規則すぎる。
勉強も完全にストップしているので、やらないと。
色んな人と話をした一週間でした。
そんな中で、まだまだ病んでしまいます。
地元で、同級生と二人で同窓会の準備の話し合いをしていた。
でも、彼は色々と引きずってることがあるようで、どうにも話が煮詰まってしまい救援を呼ぶことに。
…電話したらなんか3人ぐらい来た。
事前アポなし。当日召集で集まる同級生5人。
誰かが「どうせだから土手に行こうぜ!」って言ったらみんなで川のそばまで歩いていった。
しばらくして、もう一人到着。
彼が「はい。」と言って取り出したのは
シャボン玉液。
しかも吹き口も人数分用意してある。
我々は仕方なく、秋の夕闇、横浜の空の下、ひたすらシャボン玉を飛ばした。
花火なんかよりも楽しかったが、他にすることもなく大きなシャボン玉を作った。
曇り空に月が映える頃、シャボン玉男はバイトに出かけていった。
しばらくしたら解散して、3人が残った、
ここにもう一人、車でバイトから帰ってきた男が増える。
「で、どこ行くの?」
「海!」
いきなり呼ばれて来たのにもかかわらず、彼はドライブに連れて行ってくれた。
夜の道をかなりのスピードで飛ばしていって、気付いたら江ノ島に着いていた。
波の音も聞こえない夜の海。
遠くの三浦半島に瞬く光。
江ノ島に聳える灯台。
車の乗り心地のよさもあいまって、一番最初に同窓会の話し合いをしていた彼の心も僕の心も、ふっと軽くなったような気がした。
ここが2009年なんだよな。
でも、彼は色々と引きずってることがあるようで、どうにも話が煮詰まってしまい救援を呼ぶことに。
…電話したらなんか3人ぐらい来た。
事前アポなし。当日召集で集まる同級生5人。
誰かが「どうせだから土手に行こうぜ!」って言ったらみんなで川のそばまで歩いていった。
しばらくして、もう一人到着。
彼が「はい。」と言って取り出したのは
シャボン玉液。
しかも吹き口も人数分用意してある。
我々は仕方なく、秋の夕闇、横浜の空の下、ひたすらシャボン玉を飛ばした。
花火なんかよりも楽しかったが、他にすることもなく大きなシャボン玉を作った。
曇り空に月が映える頃、シャボン玉男はバイトに出かけていった。
しばらくしたら解散して、3人が残った、
ここにもう一人、車でバイトから帰ってきた男が増える。
「で、どこ行くの?」
「海!」
いきなり呼ばれて来たのにもかかわらず、彼はドライブに連れて行ってくれた。
夜の道をかなりのスピードで飛ばしていって、気付いたら江ノ島に着いていた。
波の音も聞こえない夜の海。
遠くの三浦半島に瞬く光。
江ノ島に聳える灯台。
車の乗り心地のよさもあいまって、一番最初に同窓会の話し合いをしていた彼の心も僕の心も、ふっと軽くなったような気がした。
ここが2009年なんだよな。
今月は勉強もあり、飲み会や遊びもあり、月末に旅行もありな割と楽しい月になりそうな予感、と思った。
勉強はガチで訓練するための準備運動がやっと終わった感じ。
受験生の頃は座学の鬼だったけれど、その頃ほどじゃなくてもいい。
座学以外にもやることがあるからだ。
将来やりたいことが具体的に見えはじめてきてしまった。
たとえ明日が 少しずつ 見えてきても
それは 生きてきた 足跡があるからさ
いつか若さを なくしても
心だけは 決して変わらない
絆で 結ばれてる
坂本九の心の瞳より。
家の近所の神社に行ってきた。
受験生の時だったか、一時期10円ぐらい投げ入れることも多々あったように覚えている。だけど、限りなく0に還るために、僕は1円だけ、そっと賽銭箱に置いた。
初めて、帰りにおみくじを引いた。一番取りやすい竹串を引くと、大吉が出てきた。
勉強はガチで訓練するための準備運動がやっと終わった感じ。
受験生の頃は座学の鬼だったけれど、その頃ほどじゃなくてもいい。
座学以外にもやることがあるからだ。
将来やりたいことが具体的に見えはじめてきてしまった。
たとえ明日が 少しずつ 見えてきても
それは 生きてきた 足跡があるからさ
いつか若さを なくしても
心だけは 決して変わらない
絆で 結ばれてる
坂本九の心の瞳より。
家の近所の神社に行ってきた。
受験生の時だったか、一時期10円ぐらい投げ入れることも多々あったように覚えている。だけど、限りなく0に還るために、僕は1円だけ、そっと賽銭箱に置いた。
初めて、帰りにおみくじを引いた。一番取りやすい竹串を引くと、大吉が出てきた。
一週間の充電を経て、帰ってきた。
与那国は時間の流れが自然に近い島だった。
7時を回っても落ちない夕日を見て、
180度広がる海を見て、
110キロ先にある隣の国の影を見て、
島で一番大きな村に行った時、長髪でよく日に焼けたでっかい男が「よし、腹が減ったからメシにするか!」と坊主頭のガキに軽トラの中から叫んでるのを見て、
有名な星座を見つけるのが億劫なぐらいの星の海や天の川を眺めて、木星の明るさに驚き、
ペルセウス座流星群の残りと思しき流れ星に願い事を呟き、
広い気分になった。
石垣はもう少し都会だった。
その殆どはある学際領域の研究者の方から話を聞いて勉強したり、海にもぐったりする毎日だったので、コンビニに行くこともパソコンに触れることもなかった。
個性的な仲間と、真面目で不真面目な話をした。
沖縄では一番有名なビール「オリオン」や泡盛をたらふく飲んできた。
石垣に着いてからお酒を飲まなかった日はなかったかもしれない。
東京に帰ってきたら、空に星はほとんど見えなかった。
あれだけあった星は地上に落ちたみたいで、モノレールの外にはまばらに明かりが満ちていた。
***
誓いたいのは、
ストイックに自分を高めること。
前向きに生きること。
真摯かつ紳士に努力すること。
スタイリッシュであること。
マッチョであること。
そして何より、
毎日を一生懸命、全力で生き抜くこと。
与那国は時間の流れが自然に近い島だった。
7時を回っても落ちない夕日を見て、
180度広がる海を見て、
110キロ先にある隣の国の影を見て、
島で一番大きな村に行った時、長髪でよく日に焼けたでっかい男が「よし、腹が減ったからメシにするか!」と坊主頭のガキに軽トラの中から叫んでるのを見て、
有名な星座を見つけるのが億劫なぐらいの星の海や天の川を眺めて、木星の明るさに驚き、
ペルセウス座流星群の残りと思しき流れ星に願い事を呟き、
広い気分になった。
石垣はもう少し都会だった。
その殆どはある学際領域の研究者の方から話を聞いて勉強したり、海にもぐったりする毎日だったので、コンビニに行くこともパソコンに触れることもなかった。
個性的な仲間と、真面目で不真面目な話をした。
沖縄では一番有名なビール「オリオン」や泡盛をたらふく飲んできた。
石垣に着いてからお酒を飲まなかった日はなかったかもしれない。
東京に帰ってきたら、空に星はほとんど見えなかった。
あれだけあった星は地上に落ちたみたいで、モノレールの外にはまばらに明かりが満ちていた。
***
誓いたいのは、
ストイックに自分を高めること。
前向きに生きること。
真摯かつ紳士に努力すること。
スタイリッシュであること。
マッチョであること。
そして何より、
毎日を一生懸命、全力で生き抜くこと。
部屋のドアを開けるまで、一週間ほど家に戻ってないという実感が湧かなかった。籠の中のTシャツの少なさが、今まで旅行に行っていたことをさりげなく物語っていた。
僕は気持ちをすっきりさせたかったので着替えて10キロほど走り、シャワーを浴びてからご飯を食べて部屋の掃除をして、CDを借りてきてKenwoodのプレイヤーにかけていたらすっかり遅くなってしまった。おかげでだいぶ遅くなってしまい、結局眠気で頭がすっきりしなくなってしまった。
早く寝よう。
僕は気持ちをすっきりさせたかったので着替えて10キロほど走り、シャワーを浴びてからご飯を食べて部屋の掃除をして、CDを借りてきてKenwoodのプレイヤーにかけていたらすっかり遅くなってしまった。おかげでだいぶ遅くなってしまい、結局眠気で頭がすっきりしなくなってしまった。
早く寝よう。
バイト先の生徒の間で、俺の質問対応とかアドバイスの評判がちょっとよくなってるらしい。
このごろ、そういう言葉がいちいち嬉しい。
――――――――――――――――
「僕の友人の話になるけどさ」
「はい」
「こういう奴がいたんだ。そいつは確か25か6で結婚して、なんも不都合することなく結婚生活もうまくいってたんだ。けど」
「だけど?」
「どうしても子供ができなかったんだ。いわゆる不妊症だったらしい。そのままでも十分幸せだったんだけど、どうしても子供が欲しいっていうんで、医者に行ってまあ薬を出してもらったのさ」
「まぁ、ありそうな話ですね」
「ところがだ。やっぱり薬を使ってコントロールしたせいか、生まれたのは三つ子だったらしいんだよね。しかも全員男の子。
それで、最初のうち、半年ぐらいは子供ができてうれしかったし、喜んでたんだけど、やっぱりいきなり三つ子だし全員男の子だと大変なんだよね。誰か目を覚ましたら泣き声で全員目を覚ますし全員を一度にあやすこともできないから、寝てられないらしい。ちょっと歩けるようになってからは公園に連れて行っても、みんなてんでばらばらに行っちゃうからひと時も目を離せないし」
「それは大変ですね。体がもたないでしょう」
「うん、で結局奥さんは2年ぐらいしたらノイローゼになっちゃったんだ。」
「やっぱり」
「で、育児放棄しちゃって、どうしようもなくなって、夫も仕事を変えて、面倒を見るようにしたんだけど、やっぱりそれでも無理で」
「結局どうなったんですか?」
「……奥さんは結局療養施設に入って、子供は育児施設に預けたか親戚に預けたか、まあそのあたりはよく分からないけど」
「それじゃまるで報われないですね」
「そうそう、誰一人として。奥さんはノイローゼになるし、旦那も仕事変えたり苦労するし、子供達にしろ親に面倒を見てもらえなかったんだから、みんながみんな不幸になっちゃったんだよね」
「そう考えると、何がよくて何が悪いなんて、ほんと分からないですね」
「そんなもんだよ」
このごろ、そういう言葉がいちいち嬉しい。
――――――――――――――――
「僕の友人の話になるけどさ」
「はい」
「こういう奴がいたんだ。そいつは確か25か6で結婚して、なんも不都合することなく結婚生活もうまくいってたんだ。けど」
「だけど?」
「どうしても子供ができなかったんだ。いわゆる不妊症だったらしい。そのままでも十分幸せだったんだけど、どうしても子供が欲しいっていうんで、医者に行ってまあ薬を出してもらったのさ」
「まぁ、ありそうな話ですね」
「ところがだ。やっぱり薬を使ってコントロールしたせいか、生まれたのは三つ子だったらしいんだよね。しかも全員男の子。
それで、最初のうち、半年ぐらいは子供ができてうれしかったし、喜んでたんだけど、やっぱりいきなり三つ子だし全員男の子だと大変なんだよね。誰か目を覚ましたら泣き声で全員目を覚ますし全員を一度にあやすこともできないから、寝てられないらしい。ちょっと歩けるようになってからは公園に連れて行っても、みんなてんでばらばらに行っちゃうからひと時も目を離せないし」
「それは大変ですね。体がもたないでしょう」
「うん、で結局奥さんは2年ぐらいしたらノイローゼになっちゃったんだ。」
「やっぱり」
「で、育児放棄しちゃって、どうしようもなくなって、夫も仕事を変えて、面倒を見るようにしたんだけど、やっぱりそれでも無理で」
「結局どうなったんですか?」
「……奥さんは結局療養施設に入って、子供は育児施設に預けたか親戚に預けたか、まあそのあたりはよく分からないけど」
「それじゃまるで報われないですね」
「そうそう、誰一人として。奥さんはノイローゼになるし、旦那も仕事変えたり苦労するし、子供達にしろ親に面倒を見てもらえなかったんだから、みんながみんな不幸になっちゃったんだよね」
「そう考えると、何がよくて何が悪いなんて、ほんと分からないですね」
「そんなもんだよ」
早稲田まで行って、TOEICを受けてきた。
七月と八月の中間のような太陽の光がじりじりと降り注ぎ、それは建物の中に熱気となって侵入していった。熱気は階段を登った先まで進んだのだが、冷房の効いた教室の前で遮られてしまった。飲食も携帯電話の使用も、ドアの前までだった。そこから先はテスト・ルームだった。
テスト自体は最近、色々なごたごたがあったこともあり全く勉強してこなかったので、おそらく800点ぐらいしか取れてないような気がする。次回は自分を律するということを始めて、950ぐらいを果敢に狙っていきたい。尤も、肝心なのは喋る方なのだが。
帰り道、高校の友達から飲みの誘いが入って、早稲田通りを歩いて(太陽はまだ頑張っていた)、高田馬場から渋谷に山手線で抜けた。
渋谷では相変わらずの熱気だった。人々は右に行き左で誰かを待っていた。まるで誰もが帰ることを禁じられたみたいだった。
我々は手ごろな居酒屋に入り、お互いの近況を語りながら、プレミアムモルツを堪能した。
「強制されないビールはおいしい」
全く、そのとおりだ。
七月と八月の中間のような太陽の光がじりじりと降り注ぎ、それは建物の中に熱気となって侵入していった。熱気は階段を登った先まで進んだのだが、冷房の効いた教室の前で遮られてしまった。飲食も携帯電話の使用も、ドアの前までだった。そこから先はテスト・ルームだった。
テスト自体は最近、色々なごたごたがあったこともあり全く勉強してこなかったので、おそらく800点ぐらいしか取れてないような気がする。次回は自分を律するということを始めて、950ぐらいを果敢に狙っていきたい。尤も、肝心なのは喋る方なのだが。
帰り道、高校の友達から飲みの誘いが入って、早稲田通りを歩いて(太陽はまだ頑張っていた)、高田馬場から渋谷に山手線で抜けた。
渋谷では相変わらずの熱気だった。人々は右に行き左で誰かを待っていた。まるで誰もが帰ることを禁じられたみたいだった。
我々は手ごろな居酒屋に入り、お互いの近況を語りながら、プレミアムモルツを堪能した。
「強制されないビールはおいしい」
全く、そのとおりだ。
「高校のとき塾行ってた?」
と、唐突に彼は切り出した。
昼休みは過ぎてしまったが、テスト期間中の学食はまだまだ人でごったがえしていた。ある者はプリントとにらめっこをし、ある者は話に興じていた。食事を取っている者もいた。誰かと誰かの姿かたちがそっくり入れ替わったとしても、誰も気付かないような風景だった。
「うん、****ってとこ」
そのテーブルに着いたのは、ゼミの先生に渡すメッセージ・カードを書くためだった。
食堂の二階の端のスペースには四角いテーブルがぽつぽつと置いてあり、晴れていればガラス越しに心地よい日光が差し込む。そんなテーブルの一つだった。
正面と左にはゼミ仲間が座っていて、それぞれ厚い本を読んでいた。右隣に彼がいて、統計の教科書を読んでいた。どうやら三人は同じクラスのようだった。
「何の授業取ってた?」
「うーん、英語と国語かな」
ここまで言ったとき、彼をどこかで見たことがあるような気がした。というより、最初にこのテーブルに着いたときから、この男と会うのは今日が初めてではないな、という予感がしていた。声や顔の特徴が過去のイメージとリンクしたというよりは、発散される雰囲気に覚えがあるような気がしたのだ。
「先生誰だった?」
「英語はY先生で国語はI先生かな。たしか新宿だった」
「本当に??俺も国語の授業取ってたよ!」
いやあ、世界とは本当に狭い。一年近く同じ授業を受けていると、お互い会話したことはなくてもなんとなく分かってしまうものなのだ。それにしても、受験生の頃は毎週見かけても親しいどころか声を掛けるでもなかったのに、大学の、それも二年生になってから、たまたまゼミの用事で座ったテーブルで再会するとは、なんとも奇妙な運命の采配だった。それは、紛れもなく試験日程や彼らの都合から決まったもののはずだったが、なにか別の要素が含まれているような気がした。食堂の二階のテーブルは、不思議な引力を持っているのだ。
それから、我々は共通の知り合いの話をしばらくした。ほとんどが、彼の高校の同期の話だった。
帰り道になって、セブンスターばっかり吸っていた先生のことを思い出した。シニカルな先生だった。
大学に入ったら読むはずだったミシェル・フーコーやジョルジュ・バタイユはまだ手付かずだった。
と、唐突に彼は切り出した。
昼休みは過ぎてしまったが、テスト期間中の学食はまだまだ人でごったがえしていた。ある者はプリントとにらめっこをし、ある者は話に興じていた。食事を取っている者もいた。誰かと誰かの姿かたちがそっくり入れ替わったとしても、誰も気付かないような風景だった。
「うん、****ってとこ」
そのテーブルに着いたのは、ゼミの先生に渡すメッセージ・カードを書くためだった。
食堂の二階の端のスペースには四角いテーブルがぽつぽつと置いてあり、晴れていればガラス越しに心地よい日光が差し込む。そんなテーブルの一つだった。
正面と左にはゼミ仲間が座っていて、それぞれ厚い本を読んでいた。右隣に彼がいて、統計の教科書を読んでいた。どうやら三人は同じクラスのようだった。
「何の授業取ってた?」
「うーん、英語と国語かな」
ここまで言ったとき、彼をどこかで見たことがあるような気がした。というより、最初にこのテーブルに着いたときから、この男と会うのは今日が初めてではないな、という予感がしていた。声や顔の特徴が過去のイメージとリンクしたというよりは、発散される雰囲気に覚えがあるような気がしたのだ。
「先生誰だった?」
「英語はY先生で国語はI先生かな。たしか新宿だった」
「本当に??俺も国語の授業取ってたよ!」
いやあ、世界とは本当に狭い。一年近く同じ授業を受けていると、お互い会話したことはなくてもなんとなく分かってしまうものなのだ。それにしても、受験生の頃は毎週見かけても親しいどころか声を掛けるでもなかったのに、大学の、それも二年生になってから、たまたまゼミの用事で座ったテーブルで再会するとは、なんとも奇妙な運命の采配だった。それは、紛れもなく試験日程や彼らの都合から決まったもののはずだったが、なにか別の要素が含まれているような気がした。食堂の二階のテーブルは、不思議な引力を持っているのだ。
それから、我々は共通の知り合いの話をしばらくした。ほとんどが、彼の高校の同期の話だった。
帰り道になって、セブンスターばっかり吸っていた先生のことを思い出した。シニカルな先生だった。
大学に入ったら読むはずだったミシェル・フーコーやジョルジュ・バタイユはまだ手付かずだった。
いつものように空虚な日曜日だった。
朝、起きるとそこらへんにある本を読みつつ簡単な朝食をすませ、アルマーニのTシャツを被って自転車にまたがり、近所にある教習所に向かった。
土曜日の教習所は閑散と混雑の間ぐらいの様相を呈していて、僕が席に着くと学科の教習が始まった。50過ぎの教官がひたすら教本を読み上げていたが、不思議と退屈しなかった。いや、空っぽになりたいだけだったのかもしれない。この人はこれからも、試験前の大学生や免許を取り損ねた主婦や会社員を相手に、ひたすら読み続けるのだろう。どんな気持ちなのか想像しようとしたが、全く分からなかった。
その後、あの人を馬鹿にしたかのような教習ビデオを見た。ビデオの中の首都高には健全な太陽が降り注いでいた。きっと向こうも日曜日に違いない。
自動車学校を後にすると、大きな駅まで行って、その中のアローズで裾上げを頼んでいたスラックスを受け取った。最近、腰周りがどうも細ってしまったようで、家にあるパンツの履き心地がどうもよくなかったのだ。ついでにユニークな柄のシャツとベストを買った。
家に帰ってから勉強をしようと思ったが、どうにも消耗してしまっていたので昼寝をした。夢の中の新宿で、僕はサークルの友達と落ち着ける場所を探していた。ドーナツの真ん中の部分みたいな、中身のない昼寝だった。起きたら出かける時間になっていた。
裏原の、親の知り合いが出店している店を見に行こうかと思ったがやめて、古着を見に行った。行く前から分かっていたのだが、買いたいと思ったものは何もなかった。裏原では、だれもが暇そうだった。
諦めて表参道のエンポリオ・アルマーニに行った。夏物がだいぶ安くなっていたが、結局何も買わなかった。
渋谷に着いたら、飲み会のメンバーはほぼ全員集まっていた。塾の新人歓迎会という名目だったのだが、曜日が違うと会う機会は全くないので新人以外でも三分の一ぐらいは実質初対面だった。
集まった人数に対して料理は微妙に少なかったが、おおむねおいしい料理が揃っていて、中でもチーズフォンデュとオムライスはなかなかだった。チーズフォンデュのパンだけ食べる遊びは流行しなかった。
飲み放題だったのだが、二次会も飲みに行きたい、という人がいて、結局みんなで道玄坂から移動して二次会も飲み屋に行った。
二次会では、僕より一回りぐらい年上の新人が周りの人に八海山を飲ませまくったせいで、後輩が暴発した。彼はもう、自分からお酒が強いと言うことはないだろう。隣にいた男は、僕の同期なのだが、お茶漬けを頼んで、どうやって分けようか苦戦していた。久しぶりに飲むウーロンハイは水のような味だった。
結局八海山は徳利で8本来た。誰が頼んだのか、カルピスも8杯ぐらい来ていた。会計が予想外に膨らんでいたが、新人歓迎会という名目上、頼んだ本人に払わせるわけにもいかず、先生が大部分を出した。久しぶりにひどい飲み会だった。
家に帰ってシャワーを浴びると、僕は何をするでもなく、眠りに落ちていった。夢は見なかった。
朝、起きるとそこらへんにある本を読みつつ簡単な朝食をすませ、アルマーニのTシャツを被って自転車にまたがり、近所にある教習所に向かった。
土曜日の教習所は閑散と混雑の間ぐらいの様相を呈していて、僕が席に着くと学科の教習が始まった。50過ぎの教官がひたすら教本を読み上げていたが、不思議と退屈しなかった。いや、空っぽになりたいだけだったのかもしれない。この人はこれからも、試験前の大学生や免許を取り損ねた主婦や会社員を相手に、ひたすら読み続けるのだろう。どんな気持ちなのか想像しようとしたが、全く分からなかった。
その後、あの人を馬鹿にしたかのような教習ビデオを見た。ビデオの中の首都高には健全な太陽が降り注いでいた。きっと向こうも日曜日に違いない。
自動車学校を後にすると、大きな駅まで行って、その中のアローズで裾上げを頼んでいたスラックスを受け取った。最近、腰周りがどうも細ってしまったようで、家にあるパンツの履き心地がどうもよくなかったのだ。ついでにユニークな柄のシャツとベストを買った。
家に帰ってから勉強をしようと思ったが、どうにも消耗してしまっていたので昼寝をした。夢の中の新宿で、僕はサークルの友達と落ち着ける場所を探していた。ドーナツの真ん中の部分みたいな、中身のない昼寝だった。起きたら出かける時間になっていた。
裏原の、親の知り合いが出店している店を見に行こうかと思ったがやめて、古着を見に行った。行く前から分かっていたのだが、買いたいと思ったものは何もなかった。裏原では、だれもが暇そうだった。
諦めて表参道のエンポリオ・アルマーニに行った。夏物がだいぶ安くなっていたが、結局何も買わなかった。
渋谷に着いたら、飲み会のメンバーはほぼ全員集まっていた。塾の新人歓迎会という名目だったのだが、曜日が違うと会う機会は全くないので新人以外でも三分の一ぐらいは実質初対面だった。
集まった人数に対して料理は微妙に少なかったが、おおむねおいしい料理が揃っていて、中でもチーズフォンデュとオムライスはなかなかだった。チーズフォンデュのパンだけ食べる遊びは流行しなかった。
飲み放題だったのだが、二次会も飲みに行きたい、という人がいて、結局みんなで道玄坂から移動して二次会も飲み屋に行った。
二次会では、僕より一回りぐらい年上の新人が周りの人に八海山を飲ませまくったせいで、後輩が暴発した。彼はもう、自分からお酒が強いと言うことはないだろう。隣にいた男は、僕の同期なのだが、お茶漬けを頼んで、どうやって分けようか苦戦していた。久しぶりに飲むウーロンハイは水のような味だった。
結局八海山は徳利で8本来た。誰が頼んだのか、カルピスも8杯ぐらい来ていた。会計が予想外に膨らんでいたが、新人歓迎会という名目上、頼んだ本人に払わせるわけにもいかず、先生が大部分を出した。久しぶりにひどい飲み会だった。
家に帰ってシャワーを浴びると、僕は何をするでもなく、眠りに落ちていった。夢は見なかった。